Evolved ARveo 8 脳神経外科用デジタル ビジュアライゼーション顕微鏡
すべての製品またはサービスがすべての市場で承認または提供されているわけではなく、承認された表示および指示は国によって異なる場合があります。詳細については、最寄りの代理店にお問い合わせください。
GLOW400:米国では非売品。
進化した ARveo 8 デジタル ビジュアライゼーション顕微鏡で、新たなレベルの脳神経外科の可視化を体験してください。ARveo 8 には、脳腫瘍手術の可視化を変革する臨床用 3D アプリケーションが用意されています。オールインワン術中可視化ヘッドセット MyVeo は、臨床データを目の前で 1 つのビューに統合することで、想像を超える世界に導きます。
進化し続けるARveo 8
あなたが知っている脳神経外科の境界を押し広げるデジタル機能への継続的なアクセスの新しいレベルの準備をしなさい。
脳腫瘍手術を拡張
脳腫瘍手術向けの GLOW400 拡張現実蛍光アプリケーションで 、グレード III とグレード IV が疑われる神経膠腫組織の 3D の奥行き感のあるリアルタイムの拡張現実画像を取得することができます。
このアプリケーションは脳腫瘍の可視化を変革します:
- 解剖学ビュー:蛍光標識された腫瘍の周囲の解剖学的細部がよりはっきりと観察可能になり、血管や出血などの細部まで表示されます。
- ハイライト蛍光ビュー:広範囲の蛍光強度により、今まで見逃していた可能性がある部分を観察できます。
脳血管手術を拡張:1 つの画像に組織構造と血流を表示
脳血管手術向けの GLOW800 AR 蛍光アプリケーションにより、大脳構造と血流を白色光で観察することができます。
組織構造と血流をひとつの画像に表示することで、白黒の NIR(近赤外線)血流ビデオと白色光による解剖学的な画像を呼び出して再調整する必要がなくなります。
周囲に暗部のない、デジタル処理された奥行き豊かな立体感が得られ、明確な空間感覚が得られます。GLOW800 アプリケーションを使えば、脳動静脈奇形(AVM)の除去、動脈瘤のクリッピング、バイパス術、または微小血管減圧術時に術中の判断をサポートします。
想像していたもののその先まで観察
ARveo 8 デジタル可視化顕微鏡に MyVeo オールインワン術中可視化ヘッドセットを使用 すると、リアルタイムの臨床データが目の前に表示され、顕微鏡の制約から解放されます。ご自身とチームが集中力を維持したまま、快適にご使用いただけます。
3 人の MyVeo ユーザーが同時にリアルタイムで手術を体験できますので、特に教育や学習で役立ち、威力を発揮します。
あらゆる手術で効率向上をサポート
ARveo 8 手術用顕微鏡は様々な機能を備えています。そのベースとなっているのは、顕微鏡の広い可動範囲、大きな作動距離、オプティクスキャリアの傾き範囲、広いオーバーヘッドリーチです。
- オプティクスキャリアのデザインにより、メイン術者と対向アシスタントがともに快適な直立作業姿勢を保てます
- 作動距離が最大 600 mm と長いため、脊椎手術などで器具の操作や受け渡しするためのより多くのスペースが確保されます
光学性能を強化
ARveo 8 の光学系は、画期的な新技術 FusionOptics を搭載しています。深い焦点深度と高解像度を同時に実現した FusionOptics テクノロジーは、可視化の可能性をさらに広げます。400 W のキセノン照明およびスモールアングルイルミネーションと組み合わせると、接眼レンズを通して深奥部まで、明るく、ピントの合った観察像が得られます。
FusionOptics テクノロジーの概要
- 2 系統の独立した光路
- 一方の光路で高解像度を確保
- 他方の光路で深い焦点深度を確保
- 脳はこの 2 つの画像を融合させ、1 つの最適な空間画像を生み出します。
1 つのグラフィカルユーザーインターフェースで顕微鏡操作と画像取得が可能
ARveo 8 のグラフィカルユーザーインターフェースは手術チームの全員が直感的に使えるように設計されています。顕微鏡の設定をガイドし、術中にその場の状況に応じて調整でき、画像の取得と転送が可能です。さらに、顕微鏡画像を表示するための追加モニターとしての役割を果たします。
簡単操作
- 各種ユーザーロールおよびユーザー権限の選択と定義が可能
- デフォルト設定と個々のユーザー設定(GLOW800 ビジュアライゼーションなど)をパスワードで保護
- 患者およびユーザーデータの保護によるサイバーセキュリティの向上
容易な画像取得
- 高圧縮の 2 TB ストレージスペースを使用して 2D または 3D 画質でビデオや画像を記録
- 迅速に画像を保存し、USB およびイーサネット経由で院内ネットワークにエクスポート
- データ処理と接続性の PACS および DICOM への適合
手術スタイルに合わせて新しい技術を選択可能
選択可能な 3 つの観察方法(従来の接眼レンズ*、3D ヘッズアップモニター、最先端の MyVeo ヘッドセット)から自由にお選びください。また、各観察方法は変更可能で、柔軟に使い分けることができます。
脳神経外科用ビジュアライゼーション顕微鏡を買い替えることなく、最新技術にアップデートできます。ARveo 8 エコシステムの不可欠な EnhancePath コンセプトにより、未来のデジタル手術にシームレスに進化することができます。
* 接眼レンズでは GLOW AR ビューは表示されません。
互換性のある手術用機器に手軽に接続可能
術前と術中の画像を融合させることが、手術中に重要になる場合があります。画像誘導手術(IGS)システムを使えば、顕微鏡の白色光・蛍光観察像に解剖学的・機能的データを追加することで、顕微鏡の観察像を拡張することができます。進化した ARveo 8 は主要メーカーのニューロナビゲーションシステムと互換性があります。
さらに ARveo 8 は、KARL STORZ® ビデオシステムとの技術的適合性もあります。
ナビゲーション制御のロボティクス
脳神経外科用 ARveo 8 デジタル ビジュアライゼーション顕微鏡では、Brainlab IGS システムを用いて、ロボットによる顕微鏡のオプティクスキャリアの調整ができます。
- Brainlab 社の脳神経外科手術用ナビゲーションのフォーカス機能により、術中に画像の焦点を維持することが可能です。
- ナビゲーションのポインターの機能により、顕微鏡が動いても画像の中心に戻ることが可能です。
蛍光のオプション
FL400 腫瘍蛍光用
蛍光モジュール FL400 は、脳神経手術時に作用物質 5-アミノレブリン酸(5-ALA)と組み合わせて使用します。腫瘍組織と正常な脳組織の境界を見極め、正確な切除をサポートします。
* 当製品の承認された適応および登録状況については、ライカ マイクロシステムズの規制関連業務担当までお問い合わせください。
FL560 蛍光システム
FL560 では、励起範囲約 460 nm~約 500 nm の蛍光分子が観察できます。非蛍光組織は自然色で表示され、同時に蛍光が明るい黄緑色で示されます。
血管手術向け GLOW800 AR 蛍光アプリケーション
GLOW800 は、インドシアニングリーン(ICG)を使用して高コントラストの NIR(近赤外線)画像を取得し、それを白色光画像と組み合わせます。これにより、デジタル処理で可視化された 3D の奥行き感のあるリアルタイムの血流によって拡張された、自然な色の生体構造の単一画像が生成されます。
脳腫瘍手術向け GLOW400 AR 蛍光アプリケーション
GLOW400 を使用することで、グレード III と IV が疑われる神経膠腫の手術において、蛍光標識された腫瘍の周囲の解剖学的構造がより鮮明に表示され、さらに自信を持って手術の決断を下せるようになります。さらに GLOW400 では、今まで見逃していた可能性がある低強度の蛍光シグナルも観察可能になります。