MZ10 F ハイコントラストな蛍光観察に実体蛍光顕微鏡
Leica MZ10 Fは、標準で8x-80xの観察倍率と375 Lp/mmの解像力を持つ実体蛍光顕微鏡です。 独自のtriple beam technologyによる明るいシグナルと、抜けの良いバックグランドでハイコントラストな観察が可能です。
FLUOIII™フィルターチェンジャーで、 3光路同時にクイックなフィルター切り替えが可能になります。Leica MZ10 Fは遺伝子発現の観察や、発生生物学のアプリケーションにおいて欠かすことのできないツールです。
スクリーニングを快適に
主な特長
- ルーチン観察に最適な10 : 1のズーム比、総合倍率(標準)10×~ 80×。最大開口数0.125。
- 8x-80xの標準ズーム倍率 - ソーティングなどのルーティン作業に理想的な倍率です。オーバービューからディテールまで、一台で観察可能です。
- 明るい蛍光照明、卓越したバックの抜けを可能にする、トリプルビ ーム蛍光光路。
- 素早い蛍光フィルタの切り替えを可能にする蛍光フィルターチェン ジャー FLUOIII™。
- 多くの蛍光色素をカバーする豊富な蛍光フィルターのラインナップ。
手軽に使えて幅広い用途に対応
ライカMZ10 F は研究者のスクリーニングを強力にサポートするツール です。 10 : 1のズーム比で、標準対物レンズPlanapo 1×の組み合わせでは総合倍 率10×~ 80×。さらに最高分解能375 Lp/mmの光学性能はスクリーニング に最適です。その用途は蛍光観察のみに限らず、落斜・透過照明の組み合 わせにより、明視野観察にもご使用いただけます。ショウジョウバエ、線虫、 ゼブラフィッシュや植物などあらゆるスクリーニング観察でその能力を発揮 します。
ライカならではのトリプル光路ニアバーチカル方式
ライカ蛍光実体顕微鏡ハイエンド機種と同様、観察用光路と独立した励起光用の専用光路を搭載しました。(TripleBeamTM光路:特許技術)。蛍光観察において重要な、卓越したバックの抜けを実現します。また励起光は準同軸で後ろ向きに照射されるため、目へのまぶしさを低減しつつ立体感が強調されます。
深い焦点深度で納得いく観察
圧倒的支持を集めるライカ実体顕微鏡。MZ10 Fにも長年の技術とノウハ ウが生かされています。独自技術により特にその焦点深度の深さは一線を画し、倍率を変えてもピント合わせは不要、試料の微妙なニュアンスもク リアに映し出します。素早い判別作業が必要となるスクリーニング作業でも納得いく観察が可能です。
フレキシブルなソリューション
ライカMZ10 Fはシステムの柔軟性が高く、研究ニーズにあわせてきめ細かな対応が可能です。たとえば蛍光フィルターは、多数の標準ラインナップに加えて、新しい蛍光色素、マルチバンド対応など、特殊フィルターのご要望にも柔軟にサポートします。対物レンズ、最新のLED照明、ダイナミックなコントラスト調整可能な透過照明スタンドなど、豊富なアクセサリのラインアップで、最高に機能的な観察環境を提供します。
シンプルな画像取得から解析まで
ルーチン作業の記録や蛍光イメージング用に、豊富なデジタルカメラをラインナップ。また付属のLeica Application Suite(LAS)ソフトウェアを用いて、簡単に画像取得・計測・解析を実施することができます。LASは様々な分野の研究・解析などに必要なイメージング機能をモジュール化して提供。蛍光多重染色画像の重ね合わせや、動画撮影など必要な機能を必要なときに追加できます。