Enersight 顕微鏡ソフトウェアプラットフォーム
外観検査のための操作
Enersight
Enersightは、スタンドアロン(モニター直接)、モバイル端末、パソコン上で操作できます。ライカの対象製品に組み込まれているEnersight On-Screen Displayを使用して、モニター上にライブ像表示し、マウス操作で顕微鏡やカメラを操作できます。PCベースのソフトウェア、Enersight Desktopを使用するには、Leicaのウェブサイトからダウンロードし、ライカ対象製品をUSBケーブルでコンピュータに接続します。または、モバイル端末を使用して、Enersight Mobileアプリを介して顕微鏡またはカメラをコントロールすることもできます。モバイル端末をカメラ接続方法は、チュートリアルビデオEnersightの第1ステップを参照してください。
Ivesta 3 i (カメラ内蔵)実体顕微鏡、Flexacam i5およびc5顕微鏡カメラ、Flexacam C3カメラ、Emspira 3デジタルマイクロスコープはEnersightで動作します。
Enersightを使用して、静止画の取得、動画の録画、ライブ画像と参照画像の比較、2D測定、ライブ画像への注釈挿入、ユーザー作成したパターンを画像にオーバーレイ、画像の共有、ユーザーインターフェースのカスタマイズなどユーザー管理機能が可能です。
4k、1080p、720pのライブ画像、最大60 fps (フレーム/秒)のMP4形式のビデオ録画が可能です。4k、1080p、720p、12MP、3MPの解像度でJPG/JPEG、TIFF、BMP形式で画像取得。
測定のキャリブレーションタブに進み、顕微鏡のステージにスケールを置きます。倍率を最小値(例:ズーム位置0.6倍)に設定し、キャリブレーションの作成をクリックし、希望の単位で実際の長さを入力し、OKをクリックします。この倍率の校正値が保存されます。次の倍率(例:ズーム位置1.0倍)に移動し、同じ操作を繰り返します。必要なズーム位置、対物レンズごと校正を保存できます。保存したすべての校正データのリストは、測定タブに表示されます。測定中は、実倍率と、キャリブレーションで保存した校正値と一致していることを確認してください。
カスタムオーバーレイを作成するには、測定タブに進み、オーバーレイしたいパターンの形状を描画、あるいは測定を実行し、対応するボタンをクリックしてオーバーレイとして保存してください。保存したパターンは、カスタムオーバーレイ下のオーバーレイタブに表示されます。ライブイメージング中にオーバーレイを適用するときは、クリックするだけです。コンピューターに保存された画像をオーバーレイとしてアップロードするには、オーバーレイタブのアップロードボタンをクリックします。オーバーレイを編集するには、測定タブに進み、注釈のインポートをクリックします。カスタムオーバーレイを含むウィンドウがポップアップ表示されますので、対象のオーバーレイを選択します。修正後、変更を保存するには、オーバーレイを再度保存します。作成したカスタムオーバーレイはUSBメモリに保存して、インポートすることで別のEnersightや製品上で使用することもできます
Enersight On-Screen Displayを使用して、画像を保存するネットワークフォルダを設定できます。チュートリアルビデオの記録と共有を参照してください。Enersight Desktopを介してネットワークフォルダにファイルを保存するには、ギャラリータブでネットワークフォルダをデフォルトに設定してください。Enersight Mobileを介してネットワークフォルダにファイルをアップロードするには、画像またはビデオファイルの右上にある、3点ボタンメニュー内の共有ボタンをクリックして、モバイルデバイスのOS機能を使用してください。
はい、カメラの設定を使用してライブ画像をネガティブに変換します。写真を撮影し、ギャラリー上で比較画像として設定、透明度を希望のレベルに調整します。メニューバーの比較をクリックします。2つの画像が画面に表示されます。画面上で2回ダブルクリックして、1つの画像を別の画像と重ねます。比較機能は、Enersight OSDとEnersight Desktopで利用できます。
Enersightは、次のツールが提供されています。二点間距離、角度、円、多角形測定、クリックカウント、エッジ検出(snap-to-edge)*、テキスト/ライン/矢印の注釈挿入
* Enersight DesktopおよびEnersight OSDでのみ利用可能
Enersight OSDを開き、設定のネットワークタブに進みます。次の方法でカメラをネットワークに接続します。
DHCPをオンにしてLANケーブルを使用するか、ITサポートから提供されたIPアドレスを手動で設定します。または
Wi-Fiドングルを背面パネルに接続し、クライアントモードを使用してWi-FiのSSIDをスキャンし、希望するSSIDを選択し、ユーザー名とパスワードを入力してWi-Fiをオンにします。
ネットワークフォルダの設定、あるいはメールで画像を送信する方法は、チュートリアルビデオの記録と共有を参照してください。
Windows 10 ProまたはWindows 11が前提になります。