THUNDER とスピニングディスクでより鮮明な画像を取得

THUNDER をスピニングディスク共焦点画像に適用することで、3D 試料からより説得力のある高品質データを抽出。

スピニングディスクはパワフルに光学セクショニングを提供しますが、THUNDER を適用することで、フォーカスアウトしたバックグラウンドが除去され、コントラストと解像度を向上させ、より多くの詳細を得ることができます。

DAPI(シアン)および mRNA FISH 染色(マゼンタ)で標識した厚さ 200 µm のプラナリア(扁形動物)。試料提供:Shuchang Hu氏。European Molecular Biology Laboratory (EMBL) 発達生物学部門 Hanh Vu グループ(ハイデルベルク、 ドイツ)
DAPI(シアン)および mRNA FISH 染色(マゼンタ)で標識した厚さ 200 µm のプラナリア(扁形動物)。試料提供:Shuchang Hu氏。European Molecular Biology Laboratory (EMBL) 発達生物学部門 Hanh Vu グループ(ハイデルベルク、 ドイツ)

3Dサンプルからより多くのデータを短時間で取得

高速で汎用性の高い共焦点イメージング

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多様で困難な 3D サンプルのイメージング

ハイスループットのスピニングディスク共焦点により、難易度の高い 3D サンプルからより統計的に有意なデータを迅速に取得できます。使いやすく汎用性の高いプラットフォームで光毒性を低減しながら、広範囲の種類の試料をイメージング 。 

以下の試料の画像に有効です

  • 生細胞
  • 3D 培養細胞
  • オルガノイドおよびスフェロイド
  • モデル生物
  • 厚い組織切片

1 ラット脳

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Hoechst(赤)、CPCA(シアン)、Fox3/Neun および RPCA(マゼンタ)で標識されたラット脳の複合画像。THUNDER Imager Cell スピニングディスクを使用して、30個の視野に対し PL APO 40倍 対物レンズで撮影した画像。試料提供:EnCor Bioimaging inc.

2 ゼブラフィッシュ

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血管(シアン)と血球(マゼンタ)を標識されたゼブラフィッシュ(Danio rerio)。LVCC を使用した THUNDER Imager Cellスピニングディスクで PL APO 20x /0.75 CS2 により取得した画像。試料提供:Prof. Dr. Christian Helker、発達遺伝学および動物細胞生物学グループ、ドイツ・マールブルク大学。

3 生細胞

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WGA(緑)、TMRE(マゼンタ)、チューブリン(シアン)で標識し、THUNDER Imager Cellスピニングディスクを使用して 12 時間かけてイメージングされた U2OS 生細胞。

インテリジェントなナビゲーション技術でイメージング効率を向上

壊れやすいサンプルに素早くフォーカスして、有意義な結果を得るまでの時間を短縮し、サンプルの状態を維持します

大型で操作が難しい試料を画像化する場合には、スピニングディスクシステムが一般的に使用されます。Sample Finder の使用により、試料全体に焦点の合ったOverview画像を素早く作成できるようになりました。この強力な機能により、データの空間構造を維持しながら、重要な関心領域をピンポイントで特定できます。

Sample Finder 機能により、データを空間的に配置。

自動液浸:妥協なし

多くのスピニングディスクのアプリケーションでは、水性媒体中の試料のイメージングが不可欠です。光学収差を最小限に抑えるため、水浸対物レンズは最も鮮明な画像品質に最適です。しかし、蒸発する問題があるため、水浸対物レンズの使用は実用的でないことがよくあります。 

自動液浸キャップは、内蔵センサーにより実験中の浸漬状態を継続的に監視し、維持します。これにより、対物レンズに妥協する必要が無くなります。

自動液浸技術により、ボタンをクリックするだけで水浸対物レンズに切り替えることができます。動画では、63x/1.2 水浸対物レンズと 63x/1.4 油浸対物レンズを使用して撮影したアガロースに埋め込まれたスフェロイドの 「THUNDER+スピニングディスク」画像の比較も示しています。

SmartCORR による、より説得力のあるデータ

毎回、再現性の高い驚異的な 3D 試料の結果を得ることができます。SmartCORRの使いやすさと精度の高さを活用して、対物レンズ補正環を自動的に最適化し、サンプルに完全に一致させます。これにより、サンプルに依存する球面収差が大幅に低減され、画質が向上します。データのヒューマンエラーや、時間のかかる微調整作業が無くなります。

Sample Finder、THUNDER、自動液浸、SmartCORR をスピニングディスクシステムと組み合わせることで、究極の生細胞イメージングシステムを入手できます。

動画は、スフェロイドのスピニングディスク画像に対する球面収差の影響を最小限に抑え、SmartCORR を使用して補正環を調整する効果を示しています。
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