関連記事
Optical Contrast Methods
Phase Contrast and Microscopy
Introduction to Widefield Microscopy
位相差顕微鏡はどのような仕組みですか?
位相差顕微鏡は従来の広視野顕微鏡と似ていますが、リングスリットと1/4波長(λ/4)位相板を使用しているところが異なります。 リングスリットは光源とコンデンサーの間にあり、顕微鏡の光学器内の対物レンズの下に位相板があります。 スリットを通過するリング状の光がコンデンサーによって、観察する生体試料に集約されます。
リング状の光が試料の光学密度構造によって回折され、約λ/4のネガティブな位相のずれが生じます。 この位相のずれが発生した、回折光はλ/4板を迂回します。 対照的に、試料を直接通過するリング状の光は位相板に当たり、ポジティブなλ/4位相のずれを生じさせます。 試料の構造によって回折した光と位相板を通過した光の間の位相差が約λ/2になるので、お互いを弱め合うことになります。 その結果、光学密度の濃い構造は薄い構造よりも暗く見えます。
画像形成に位相のずれを使用する
関連記事
Introduction to Mammalian Cell Culture
How to do a Proper Cell Culture Quick Check
How to Determine Cell Confluency with a Digital Microscope
よくある質問 位相差顕微鏡
顕微鏡検査の位相差法は、オランダの物理学者のフリッツ・ゼルニケが 1930年代に開発しました。 1942年以降、顕微鏡技術として広く使われています。 1953年、ゼルニケはノーベル物理学賞を受賞しました。 詳細は、次の記事をご覧ください。https://www.leica-microsystems.com/science-lab/phase-contrast 光顕微鏡検査の短い歴史 - 中世の読書石から超解像および 位相差まで
暗視野顕微鏡は、光源の前に環状の絞りを用いる以外は、従来の明視野顕微鏡と同様です。 詳しくは、こちらの記事をご覧ください:
はい、暗視野顕微鏡には、コントラスト法で観察した画像を記録するためのカメラを搭載することができます。