UC Enuity ウルトラミクロトーム
電子顕微鏡の試料作製で、薄切片や超薄切片を作成する必要がありますか?
自動セットアップ機能により貴重な時間とリソースを節約し、最先端の切片品質を提供する次世代型ウルトラミクロトーム、UC Enuityが登場しました。
自動化でチームの力を強化
ブロックフェースとナイフを自動的に合わせるオートアプローチモードの「オートアラインメント」により、ユーザートレーニングの必要性を低減します。
トリミング処理はUC Enuityにおまかせください。サンプルブロックの境界を指定するだけで完了です。
蛍光を利用したターゲットのトリミング
UC Enuityでは、室温とクライオの両方の条件下で、切片作製中の蛍光シグナルを確認することができます。
樹脂ブロック内の関心領域をすばやく特定できます。
電子顕微鏡ボリュームイメージング実験にすべての切片を有効活用
UC Enuityで電子顕微鏡ボリュームイメージング実験をスピードアップ。アレイトモグラフィー実験用に均一な超薄切片リボンを作製することができ、貴重な切片を紛失するリスクを低減できます。
ウェハー上またはグリッド上で均一に整列した超薄切片を収集し、電子顕微鏡に迅速かつ確実に搬送させることができます。
ウルトラミクロトームの可能性を最大限に引き出す
簡単にアップグレード可能なウルトラミクロトームで、研究成果を向上させ、機能を拡張し、実験の科学的可能性を最大限に引き出すことができます。
追加モジュールでウルトラミクロトームをアップグレード
基本的なUC Enuityからスタートし、アドオンモジュールでシームレスにアップグレードすることで、特定のニーズに対応したフル機能のシステムを構築できます。
コンタミを減らし、切片品質を向上
UC Enuityの精密な温度制御や、マイクロマニピュレーターとクライオスフェアを備えた一体型クライオチャンバーにより、氷のコンタミを最小限に抑えることができます。試料を操作する際、マイクロマニピュレーターとEM CRIONが安定性と柔軟性を実現します。
特徴
- UC Enuityの精密な温度制御により、湿度の高い条件下でも、すべての試料を最適な冷却状態に保つことができます。
- 信頼性の高い正確な切片回収を実現し、切片の損失や位置ずれのリスクを最小限に抑えます。
- クライオチャンバーでUC Enuityをわずか数分で最先端のクライオセクショニングシステムに拡張できます。
適応性の高いエルゴノミクスで疲労を軽減
UC Enuityは、人間工学に基づいた快適な操作性を提供します。UC Enuityなら、時間のかかる凍結切片作製の作業も快適に行うことができます。
UC Enuityの適応性
- 人間工学的なニーズに合わせて、システムの形状を簡単に調整できます。
- 実体顕微鏡の高さや角度をご自分の身長や位置に合わせて調整できます。
クッション性のあるサポートが快適に腕を支え、人間工学に基づいた使いやすさを実現します。
お客様自身、サンプル、機器を保護
UC Enuityは安全性を最優先しています。室温とクライオの両方のセットアップに対応するUVカットシールドで、安全に蛍光情報にアクセスできます。
UC Enuityの密閉設計により、直接液体窒素にさらされることなく、安全に液体窒素を取り扱うことができます。
RemoteCareで稼働時間を最大化
ライカマイクロシステムズのRemoteCareで、システムのパフォーマンスを向上させ、システムのスムーズな稼働を維持することができます。UC Enuityは、異常をいち早く検知し、20種類以上のエラーコードを即座に通知します。
また、30以上の重要なパラメータにリアルタイムでアクセスし、問題を迅速に解決することができます。常時監視によるプロアクティブなシステムメンテナンスにより、UC Enuityの稼働時間を最大化し、トラブルシューティングを効率化します。